ポストに入っているチラシや、街で配られているチラシを、あなたは普段どのように扱っていますか?
目にする機会の多いチラシですが、その分捨てられてしまう量も多いことから、エコという観点からは扱い方が難しい存在と言えます。
企業や団体でチラシの作成・配布を検討しているときには、今一度チラシの扱い方を考えてみませんか?

エコとチラシの関係性とは?


自宅やオフィスのポストに、チラシが投函されているところを目にしたことがありませんか?
さらに掲示板や電柱に貼られることもあり、どんな人にとっても身近な存在と言えるチラシですが、あなたはそうしたチラシを受け取ったとき、どのように扱っているでしょうか。
チラシの中には「このチラシを持参して来店することで○%引き」「チラシ持参で記念品をプレゼント」というように、特典を用意しているものもあります。
こうしたチラシならとっておく価値がありますが、それでもある程度時間が経ったり一度利用したりしたあとは、処分することになりますよね。

さらに、一人暮らしの家庭ポストに購入予定のないマンションやマイホームのチラシが入っていたときには、内容に目を通すこともなくゴミ箱に入れてしまうこともあるのではないでしょうか。
マンションやマイホームの購入を検討している人であっても、地域や費用が条件に合わなければ、チラシをとっておいて利用することは難しいでしょう。
このように、チラシは配布する枚数に対して期待できる売り上げや効果が非常に限られているマーケティング方法です。
印刷所を通さず自分で印刷すればコストを抑えることができますが、それでも一枚一枚印刷する手間を考えれば、費用対効果が優れている方法とは言い難いものです。
不要になった大量のチラシは、ごみとして処理された場合多くのCO2を排出し、環境問題を深刻化させる存在にもなりかねません。
目にする機会が多く、事業活動でも利用されることの多いチラシですが、効果的に利用するのは難しいものであることを覚えておきましょう。

チラシが環境問題に与える影響とは?


チラシは非常に身近なものだからこそ、大切に扱わなければいけないという意識が生まれにくく、つい粗雑に扱ってしまう人が多いのではないでしょうか。
近年、ごみ処理時に排出される温室効果ガスは、地球温暖化に大きな影響を与えるとして非常に問題視されています。
そのため、古紙回収業者が活躍する領域が広くなっています。
業者によって回収されたチラシは、再生紙として再利用されます。
チラシをただ処分する場合に比べ、リサイクルはごみ削減やCO2排出量削減につながる有効な方法です。

しかし、リサイクルさえしていれば環境問題に悪影響がなく、安心できるというわけではありません。
場合によっては、リサイクルのために必要なエネルギーがチラシの処分時にかかるエネルギーを上回ってしまう可能性もあります。
そして、チラシをどのように処分したとしても、紙を作るにあたって大切な自然資源である森林を伐採しなければならないということは、変わりません。
たとえごみ問題が解決しても、紙を使用し続ける以上は環境問題への悪影響を無視できないのです。

そのため、あらゆる業界で紙を使わずに製品を完成させるための取り組みが行われています。
例えばトイレットペーパーでも、芯のないロール紙を目にしたことがありませんか?
極力紙を使うことなく、資源を守りコストも削減する画期的な製品を展開することは、企業の環境問題に対する意識の高さをアピールすることにもなります。

どうしても紙、つまり木材を利用しなければならない企業のあいだでは、森林認証制度も積極的に導入されています。
森林認証制度とは、不必要な森林伐採を避けるために、森林を適切に管理して必要な分だけを伐採する制度のことです。
紙や建築物などに木材を利用する際、森林認証制度を意識すれば過剰伐採を避けることができ、生産・流通・加工とあらゆる工程の透明性が証明されます。
森林を適切に管理することは、光合成によって排出されたCO2を効果的に吸収したり、水や土壌を健やかな状態に導いたり、土砂崩れなどの災害を防いだりとあらゆる分野にいい影響を与えます。
チラシをきっかけに、事業内外で活用する森林資源について考えてみるのもいいかもしれません。

チラシを利用しないため、検討したいマーケティングとは?


エコ活動へ効果的に取り組むためには、企業でマーケティングを行う際にもさまざまな展開を検討しましょう。
もちろん、チラシによるマーケティングに効果がないわけではありませんが、コストカットの意味も込めてチラシ以外に最適な方法がないか、広い視野で考えてみてください。

チラシのようにあくまで紙媒体での広告展開を行いたいという場合にも、個人でチラシを作成するのではなく、雑誌への広告掲載という手段があります。
載せられる情報はチラシに比べて限られるものの、印象的なアイキャッチやキャッチコピーを利用すれば、より多くの人の目に留まりやすくなります。
これまで商品・サービスを知らなかった人が、新規顧客になる可能性もあるでしょう。
掲載費用が気になるのならば、地域密着型の雑誌やフリーペーパーへの掲載がおすすめです。
全国紙に比べ掲載費用も割安になり、地域住民へより効果的にアプローチできます。
店舗の広告のように、全国の人に知ってもらうよりも地域の人へのピンポイントな知名度アップを目指したいとき、特に有効です。

さらに、不特定多数の人へ向けたより目を惹きやすい宣伝方法としてCMもあります。
動画制作を行っている企業へCM作成を依頼し、完成したものが放送局へ納品されるという流れになります。
音楽、映像、演出とさまざまな方面から内容にこだわることができ、他の広告よりも多くの人へ効果的にアプローチできます。
ただし難点として、費用がかさんでしまうことが挙げられます。
テレビCMの費用は数十万円から数百万円にもなり、コストを優先している場合にはハードルが高く感じられるかもしれません。
費用を抑えながらCMを展開したいときには、テレビCMではなくラジオCMも検討しましょう。
テレビCMに比べ視覚的なアプローチができないという違いがあるものの、ラジオCMは低コストで展開できることが魅力です。

また、スマホやタブレットのユーザーが増えていることから、広告を打ち出すときにチラシという媒体にこだわらず、インターネット上で広告配信を行うという方法もあります。
チラシをはじめとしたアナログな広告以上に多くの人の目に留まりやすく、高い効果を期待できます。
バナー広告として配信する場合や、YouTubeなどのサイトで動画広告として配信する場合など、インターネット上における広告のあり方もさまざまです。
広告を作ってPRすること=チラシを作成すること、その他アナログコンテンツを作成することとイメージしていた場合には、デジタル領域でできることがないかと考えてみましょう。
エコ活動にもつなげられるだけでなく、コストカットにもつながる場合もあり、結果的に多くのメリットを得られるかもしれません。

環境にやさしいマーケティングを考えてみよう

チラシはとても身近なものですが、エコという観点ではあまり魅力的な存在とは言えません。
そして、チラシのほかにも効果的な広告の打ち出し方はたくさんあります。
環境に優しく、さらに効果的な展開ができないか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。