エコ意識を高める!事例とともにチェックしたいキャッチコピーの効果

日常生活において「エコ」や「省エネ」といった言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
環境問題を少しでも早く解決へ導くためには、一人ひとりが高いエコ意識を持ち、一人でも多くの人を巻き込みながらエコ活動を行う必要があります。
そのために「印象的なキャッチコピーを掲げる」という方法で、消費者のエコや環境問題に対する意識を高めている企業が増えています。

エコ意識を高める優れたキャッチコピーとは?


「エコ」が地球環境のために重要な取り組みであると分かっていても「では、あなたはどのようなエコ活動を行っていますか?」と聞かれた場合に、口をつぐんでしまう人は多いのではないでしょうか。
こうした現状を打破するべく、これまでにも色々な企業や団体が、目に留まりやすい「キャッチコピー」を活用しながらエコにまつわる喚起を行ってきました。
優れたエコのキャッチコピーについて、一例を挙げながらご紹介していきましょう。

■「『土』へんに『花』と書いて、『ごみ』と読む。この日本の考え方が、美しいと思う。」
これは、パナソニックが展開する生ごみ処理機「埖」のキャッチコピーです。
温風乾燥によって生ごみを処理し、有機質肥料を作り出すこの製品は、まさにごみを「土」に還し、「花」を咲かせることに貢献する製品です。
このキャッチコピーによって、ひらがなやカタカナで表記されることの多い「ごみ」に漢字があることをはじめて知った人も多いのではないでしょうか。
エコ製品の特徴をあらわしながら、目にした人に新しい驚きを与えることから、キャッチコピーとしての精度が高い、優れたものと言えます。

■「きれいにしたい、あしたのために。」
ダストコントロール事業やユニフォームサービス事業などを提案するサニクリーングループでは「きれいにしたい、あしたのために。」というキャッチコピーを掲げています。
企業理念にもかかわるこのキャッチコピーは、今日の行いが明日へつながっていくという考えを明確にあらわしています。
エコ活動はすぐに効果につながるわけではないものの、日々の何気ない行動が未来に影響を与えるということには間違いありません。
清潔感を感じさせるキャッチコピーで、環境問題やエコ活動の真理を言い当てています。

■「省エネへ、二人三脚。」
電力小売事業や電気コンサルティング事業に取り組んでいる日本テクノ株式会社は、CMで「省エネへ、二人三脚。」というキャッチコピーを使用しています。
CMには「電気の見える化」を実現する、日本テクノ株式会社の実在商品「SMART CLOCK」などが登場し、CMに登場するキャラクターを巻き込みながらさらなる省エネ活動へ前向きに向き合います。
省エネは1人で実現するものではなく、あくまで多くの人とのかかわり合いの中で実現していくものであることを、的確にあらわすキャッチコピーです。

■「時間がない」
企業によって展開される製品ではありませんが、書籍の帯でも印象的なキャッチコピーが使用されています。
深井有さん著の『気候変動とエネルギー問題 ─CO2温暖化論争を超えて』では、帯に大きく「時間がない」というキャッチコピーが使用されています。
人間が生活を続ける上で絶えず排出することになるCO2と、温暖化を巡った問題提起として、シンプルながら非常に効果的な言葉ではないでしょうか。
キャッチコピーは、言葉をうまく使って製品やサービスの性質を言い表すことだけでなく、端的な表現で見ている人の心に訴えることも大切です。

エコなキャッチコピーが与える影響とは?


多くの企業や団体が利用しているキャッチコピーには、どのような影響力があるのでしょうか。
あらゆる商品やサービスには、一般的に購入意欲を高めるような「魅力」がつめこまれています。
そのため商品名やパッケージデザインも「おしゃれ」「かっこいい」「欲しい」というような、消費者のポジティブな感情をかきたてるよう計算して設計されています。

一方で、キャッチコピーが与える印象は、ポジティブなものに限りません。
ときにはあえて「驚き」「怖さ」「焦り」「悲しみ」「苦しさ」などをかき立てることで、目にした人の心に深く根ざし、商品の購入やサービスの利用へつなげていきます。

特に「エコ」のように環境問題、ひいては人命にかかわるような深刻な問題と隣り合わせているテーマでは、恐怖や悲しみのように、ネガティブに思える感情にも訴えかけることが効果的です。
例えば前述の「時間がない」というキャッチコピーは、端的ながら見ている人をどきっとさせるパワーがあり、心に残るのではないでしょうか。
書籍タイトルは内容を端的に言い表し、キャッチコピーによって感情を揺さぶることによって、目にした不特定多数の人に環境問題の深刻さを訴え、エコ意識を高めることにつながります。

キャッチコピーは、商品のパッケージに記載したり、広告に掲載したり、ホームページやSNS上に記したりと、さまざまな使い方ができます。
一度印象的なキャッチコピーを作成すれば、色んなシーンで利用することができ、売り上げアップや業績アップにも貢献するはずです。
キャッチコピーと同時に、ネーミングやキャラクターをあわせて考えてみるのもいいですね。
総合的な展開で、消費者のエコ意識を高めましょう。

キャッチコピーを利用してエコ活動を推奨するためには?


近年、ますますエコへの関心が高まり、消費者もエコにつながる商品やサービスを選ぶことがめずらしくありません。
企業も、取引先企業を選ぶ際に環境問題や社会問題へ意識の高さを参考にすることが増え、BtoB、BtoCどちらの領域でも「企業が環境問題をどのように捉えているか」という点は、業績につながる重要なポイントになっています。

自社製品やサービスを展開するときに、エコなキャッチコピーを添えることは製品の魅力を効果的に伝えるきっかけになります。
直接エコとは関係ないように思える商品でも、例えば「この製品を使うことで、ごみ削減につながる」「節電や節水のきっかけになる」というような場合があるのではないでしょうか。
そうした製品は、ぜひエコなキャッチコピーを添えて、魅力を打ち出していくべきでしょう。
キャッチコピーを利用して特徴を明確化することで、商品やサービスの付加価値を打ち出し、エコへ関心が高い人に効果的にアピールできます。

商用利用できるオリジナルのキャッチコピーを手に入れるためには、コピーライターへ依頼を行いましょう。
また、あえて外注はせずに社内でエコなキャッチコピーを考えてみるのもいいかもしれません。
ほとんどの企業で、キャッチコピーを考えた経験のある従業員はいないでしょう。
だからこそ、知恵を出し合ってキャッチコピーを考える時間そのものが社内でのエコ意識を変えるきっかけになるかもしれません。
「どんなキャッチコピーなら、消費者へ効果的に働きかけることができるか」と考えるためには、自分自身のエコに対する考え方と向き合う必要があります。
言葉の力でエコを訴えかけ、商品やサービスの新たな展開をすると同時に、一人ひとりのエコ意識を変えていきましょう。

キャッチコピーから環境意識改革を

キャッチコピーは、目にした人はもちろん作成する側のエコ意識を高める力も持っています。
そして今後、環境問題が深刻化するほど、エコ活動を促進するキャッチコピーによって、危機感を与えることが重要になっていくでしょう。
エコなキャッチコピーを考えながら、身近でできるエコ活動について考えてみてはいかがでしょうか。